インプラントブログ

2018年10月 9日 火曜日

右上2大口式(OAM)インプラント埋入

今回の症例は右上2への埋入です。
他院様よりご紹介いただき、名古屋市からお越しの患者様です。

右上2は来院時状態が良くなく、保存が不可能であり抜歯に至りました。抜歯後1カ月半ほど骨ができるまで待ってから行う抜歯待時のインプラント体埋入となります。
インプラントオペには抜歯と同時にインプラント体を埋入する方法(抜歯即時)と抜歯後一定期間おいてからインプラント体を埋入する方法(抜歯待時)とあります。

1.抜歯後時間をあける(抜歯後待時)
例えば、ひどい虫歯や歯周病で歯を抜かなくてはいけなくなったケースでは、その時点で歯の根の周りの骨が吸収されて下がって痩せてしまっていることがよくあります。抜いた後の抜歯待時は抜いた場所の骨をある程度治すための期間になります。歯を抜いた後は骨の穴に骨をつくろうとする細胞がたくさん集まり、少しずつ柔らかい骨をつくっていきます。
1~3か月くらいで完全ではありませんが骨の元になるような組織で埋められていきます。その時期にインプラント体埋入オペを行うとインプラント体の周りにも骨ができやすいとされています。
しかし、期間をあけすぎると今度は歯がなくなったことで周りに骨が吸収されて痩せていってしまうのです。
この方法は骨の形成を待つという意味の他に感染を少しでも少なくするという利点もあります。ひどい虫歯や歯周病の場合、周りの組織が傷つき炎症を起こしていることがほとんどです。その組織を抜歯の時にしっかりと除去し、治療を待つことで感染のリスクをとても少なくすることができます。抜歯後1~3か月待つと、抜いた傷口もなだらかになっていくため、インプラント体埋入後の傷の処置もしやすくなります。
デメリットとしては、治癒機関が長くなってしまうことと、抜歯とインプラント体埋入オペと二回の外科処置が必要であることです。

2.歯を抜いたと同時にインプラント体を埋入する(抜歯即時)
歯を抜いたあとできる穴を利用してインプラント体を抜歯後すぐ埋入する方法です。抜歯をして傷んでいる周りの組織を綺麗に掻爬し、インプラント体を埋入します。
穴の形を整えインプラント窩を形成します。
この方法の場合、外科処置を1回で終わらせることができるので、精神的、肉体的にも負担が軽減されます。さらに周りの組織の回復と骨の形成を同時に待つこととなるため、最終の被せ物が入るまでの期間を短くすることができます。
抜歯後は肉体の治癒能力が活発化します。そのため治癒が早く進むメリットもあります。
しかし、どんな場合でもできるわけではなく、最低限の必要条件を満たしていないと適用できません。
例えば、抜く歯の骨にダメージがないことや骨の厚み、深さがあること、周りの歯も重度の歯周病がないこと、噛み合わせの環境が整っていることなどです。

当院でも抜歯が必要な患者様のインプラント埋入オペの方法の判断は当院院長大口弘が、患者様それぞれの口腔内や骨の状態をしっかり分析して最善の方法を選択して行っております。
抜歯即時をご希望でも、必ずしも安定したインプラントのためには、その御希望に添えない時もあります。

事前にCTで骨の状態を見てみると、骨の高さは18ミリほどと十分にあるのですが、幅が3ミリほどです。頬側板も薄く見受けられましたので、注意が必要です。
また前歯部ですので審美的にも埋入する角度や方向に細心の注意を払わなくてはいけません。
通常、骨の幅が最低でも7ミリはないと、従来のドリル式でのオペは難しく、インプラント埋入オペの前に骨をつくるという外科処置をワンステップ挟まなくてはなりません。
期間や費用もかさみ、また患者様もオペを二回行うことになりますので、お身体への負担も増します。

しかし、大口式では、その心配はございません。ほとんど患者様の骨を削らずに、一度のオペの中で骨をつくりインプラント体の埋入が可能なのです。
大口式インプラント法は0.5ミリほどの極細の器具で手作業で骨を徐々に押し広げていく術式で、骨を削らないので、術後の痛みや腫れも非常に少ないのです。
徐々に穴を拡げることにより、周りの骨は固くなり強固にインプラント体を包むことができます。
器用さと勘と豊富な経験実績のある大口先生のなせる特殊技術です。

オペが始まり、歯肉をまず剝離切開後、プレスリッティングバーで基点となる穴をあけます。
今回は大口式オーギュメーターのみを使用します。
オーギュメーターの直径を少しずつ太いものにかえていき、徐々にインプラント窩を形成していきます。仕上げにカービングで形を整えて僅かな時間で幅3.3ミリ、高さ12ミリのインプラント体を理想的な方向と角度で埋入しました。

今回のオペは前歯部ですので、特にオペ後3週間は流動食を徹底してもらわなくてはいけません。
前歯部は食べ物が入る入り口でありますので、オペ後の注意事項をきちんと守っていただかないと生着率が下がってしまいます。
当院では、患者様にDr自らオペ直後注意事項を説明し、流動食をお渡しして患者様自身にも意識的に術後の生活には気を付けてもらっております。

大口弘歯科クリニックは、大口式(OAM)インプラント法開発者である大口弘が自ら執刀する唯一のクリニックです。
長年の経験と技術、インプラントのノウハウを知り尽くした当院院長は、どんな症例の方でも巧みに器具を使い分け、出来る限りの挑戦をいたします。
不可能症例、超難症例の方でも対応致します。
他院で断られた、諦めていた方、また大口式(OAM)インプラント法をお知りになり興味のある方、どうぞお気軽にご相談下さい。


★今回は患者様のご意向により写真の掲載は一切控えさせていただきます。



大口弘歯科クリニック名古屋駅前院では口腔癌検診を行なっております。
ご希望の方は大口弘歯科クリニック名古屋駅前院までお気軽にお問合せください。
TEL:052-564-8211
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インプラント救済センターを設立していますが、多くの歯科医の方々が、インプラントの難症例と手術不可能な症例を抱えて悩んでいらっしゃるのが現実です。近年、大学病院においてもインプラント手術を敬遠する傾向にあります。
私、大口弘はそのような現状をふまえてできるだけ先生たちのお役に立ちたいと考えています。
お気軽にご相談下されば喜んで対応させて頂きます。

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術中画像、術式解説はOAM(大口式)友の会会員ページに後日掲載予定です。
OAM友の会については、㈱エイペックスメディカへ問い合わせください。
TEL 058-266-0123


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投稿者 大口弘歯科クリニック

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