インプラントブログ

2018年3月26日 月曜日

フィステル(内歯瘻 瘻孔)

突然歯茎におできのようなものができた経験のある方はいるでしょうか。そのおできが身体が疲れていたり、体調不良になった時に現れたり、一時するとまたなくなっていたり、何度も出ては引っ込んでの繰り返し、それが「フィステル」です。歯の先端にたまった膿が歯茎から出てくるための穴です。膿が先端にたまるとフィステルができ、膿が出終わると穴が閉じてきます。
フィステルは何度も同じ部位に赤い斑が現れます。周りの歯茎を指等で押さえると膿が出ることがあります。また患者さん自身も膿の臭いを感じることもあります。
フィステルによく似たもので口内炎や骨隆起があります。口内炎は粘膜のどの部位にも現れます。また、フィステルは穴のため触れても痛みを感じることはないですが、口内炎は痛みを伴います。見た目でも口内炎は白いため判別はしやすいです。骨隆起は歯茎の部分が盛り上がった形状になるためフィステルに似た部分はありますが、骨隆起は出っ張ったものでとても硬いです。歯ぎしりや食いしばりが強いと負荷のかかっているところの骨が変形し骨隆起になります。骨隆起自体には痛みはなく問題はないのですが、他の治療を行う際に邪魔になる時があります。

フィステルができるという事は歯の先端に膿がたまっている状態です。原因となる歯を治療しなければ、フィステルは繰り返します。また、膿は歯を支えている骨を溶かしてしまいますので、放置すると場合によっては抜歯する必要がでてきます。フィステル自体には痛みはありませんが、鈍痛を感じることがあります。また、フィステルができた原因が歯根の破折やヒビが入ったことによるものの場合は、噛んだり押さえたりすると痛みが生じます。
フィステルは歯根の先端近く、上顎なら歯茎の上、下顎なら歯茎の下の部分にできやすいです。
フィステルができる原因には以下のようなものがあげられます。
1.歯根破折、ヒビが入っている
神経の処置を行うと、歯は脆くなります。神経の処置後何らかの力が加わったことで歯根が割れ膿がたまりフィステルができます。何度も神経の処置を行っている歯や神経の処置後土台に金属のものを使用すると歯根破折しやすくなります。また。咬合力が強い方、歯ぎしり、食いしばりのある方も奥歯の歯根にヒビが入りやすくなります。
2.神経が死んでいる
深い虫歯治療を行った際に、神経ギリギリのところで治療すると神経がだんだん死んでしまうことがあります。虫歯治療を行ったにもかかわらず、ずっと治療を行った歯がしみる感じがある場合、神経が徐々に死んでいる可能性があります。そして症状がなくなった位でフィステルが現れます。また、歯をぶつけるなどの外傷により神経が切断され神経が死んでしまうこともあります。
3.神経治療が不十分
神経治療は日本だと保険内の治療になりますので、きちんとした治療を行えている歯科が少なくなってしまいます。アメリカ等の海外では歯の神経の治療だけで約10万程度費用が必要になる治療なのです。
そのため、神経治療が不十分なまま治療が終わっていることもあります。また、神経の治療が難しい歯根の形状をしている、歯根を術者が見落としている場合、歯根の先端に膿がたまりフィステルができます。一度神経の治療を行ってもフィステルが再発する場合は、神経治療がうまくいかなかった可能性があります。
4.歯周病
歯周病が進んでくると膿が歯茎から出てきます。大抵は歯周ポケットの隙間から膿が出てくることが多いのですが、歯周ポケットが閉じている場合はフィステルとなって膿が外に出てきます。
5.インプラント周囲炎
インプラントも自分の歯と同じように歯周病にかかります。インプラントと歯茎の隙間から膿が出ることが多いですが、感染源が深いとフィステルが現れ膿が出てきます。

治療としては、膿がたまった歯に対して歯の上からアプローチする感染根管治療、感染根管治療がうまくいかなかった場合や歯根の形状が難しい場合に根の方からアプローチする歯根端切除術、歯根破折を起こしている場合や根と根の間に膿がたまっていて感染根管治療が不可能な場合は抜歯 のいずれかになります。

フィステルをつくらないようにする1番の方法は早めの受診です。放置しないことです。フィステルは歯の異常のサインです。
手遅れになる前に異常を感じたら歯科医院をすぐ受診しましょう。
歯の不調は私たちの健康に様々な悪影響を及ぼすことになります。
歯の役割と意味をよく理解し健康な体つくりのためにも歯を大切にしましょう。


当院でもインプラントの治療を行うだけでなく、歯周病などでインプラントがぐらついたり、噛み合わせが合わなくなったりした方へのリカバリーセンターも設けています。
またお口の健康のために予防にも力を入れております。
歯でお困りの方、どうぞお気軽にご相談ください。

名古屋駅前院でも、ご相談承っております。

大口弘歯科クリニック名古屋駅前院では口腔癌検診を行なっております。
ご希望の方は大口弘歯科クリニック名古屋駅前院までお気軽にお問合せください。
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インプラント救済センターを設立していますが、多くの歯科医の方々が、インプラントの難症例と手術不可能な症例を抱えて悩んでいらっしゃるのが現実です。近年、大学病院においてもインプラント手術を敬遠する傾向にあります。
私、大口弘はそのような現状をふまえてできるだけ先生たちのお役に立ちたいと考えています。
お気軽にご相談下されば喜んで対応させて頂きます。

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投稿者 大口弘歯科クリニック

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